ハッピー・フィート あらすじ 感想 CG映画達よ 見習うべく作品

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ハッピー・フィートは、ペンギンが主人公となったフル3DCG作品です。ペンギンのCG映画といえば、日本でも映画企画がありましたね。その作品の名は、○○○&○○○○でしたが、大手出資会社が手を引いてしまい、頓挫してしまった過去があります。もう復活はないのでしょうかね?人気が出そうなキャラクターだっただけに残念です。

さて、ハッピー・フィート、製作の段階では大きくこけるだろうと言われていた映画作品です。その理由は、日本でも有名な漫画、北斗の拳に多大なる影響を与えた映画マッド・マックスのジョージ・ミラー監督を中心に、突貫工事のような製作体制でCGを作っていたと噂されていたからです。

しかも、環境問題をテーマにしたCG作品という事で、一般受けしないのではという、予想もあったようです。しかしながら、いざ映画上映してみると、日本でも大ヒット、すぐに続編が製作決定されるという人気のCG映画作品になっています。

ハッピー・フィート あらすじ

広大な氷の大地に住むペンギン達のライフワークを中心に描いた作品です。主人公は皇帝ペンギンのマンブル、音痴だけどハッピー・フィートの映画の名の通り、天才的なタップ・ダンスの持ち主なのです。

しかし、皇帝ペンギンの社会では、歌を上手に歌えない事は、大きなマイナス要素としてとらえられてしまいます。その結果、つまはじき者として居場所を失ったマンブルは、自分の居場所を見つける冒険の旅に出るのでした。
旅先で出会った仲間達、新たな価値観、そしてペンギン社会全体が窮地に立たされた時、マンブルのハッピー・フィートが奇跡を巻き起こすのです。

 

ハッピー・フィート 感想

ハッピー・フィート、予告映像が素晴らしかったので、映画のストーリーの事はあんまり考えなく、ミュージカル映画を観るつもりで、映画館に入った記憶が残っています。

物凄く感動した映画です。胸に熱いものがこみ上げてくるのを思い出しながら、ブログを書いています。何がそんなに良かったのかというと、マンブルがかわいい!!のです。子供の頃の成長する過程のマンブル、毛がフサフサで本物のペンギンのようで、かつ仕草も素敵です。

その動き1つ1つに見惚れている間に、大人になってしまうのですが、それはそれで、映画として面白い展開になっていくのです。

少しネタバレになりますが、最後に人間が登場した時は、唖然としましたが、こればかりは、CGではなく実写映像のようです。そして、えーこんな残念な結末なのと思っていたら、まさかまさかのハッピー・フィート、予想もつかぬ大逆転のエンディング、しかも映画に隠されていたのは、大きな環境破壊反対のメッセージだったのです。

お仕着せがましくなく、しつこくなく、面白く夢中になれるエンタテイメント作品の中にさらりとそのような要素を入れているなんて、ハッピー・フィートの製作者達、天才です。

まだ観ていない方、誰もが楽しめるCG映画である事は間違いないです。ぜひ、大音量でお楽しみ下さい。

 

キャスト

マンブル : イライジャ・ウッド

グローリア : ブリタニー・マーフィ

ノア : ヒューゴ・ウィービング

メンフィス : ヒュー・ジャックマン

ノーマ・ジーン : ニコール・キッドマン

ラブレイス : ロビン・ウィリアムズ

ラモン : ロビン・ウィリアムズ

さすが、オーストラリアで製作した映画だけあって、オーストラリア出身の俳優さんがいますね。

また、映画作品中では、往年の名曲がこれでもかといわんばかりに歌われるのですが、皆上手です。特に、ロビン・ウィリアムズ天才的です。アナと雪の女王のミュージカル映画に満足した方なら、ハッピー・フィートも間違いなく楽しめますね。

CG技術

ハリウッドを中心にした、アメリカの大手CG製作会社ではなく、オーストラリアにあるアニマルロジックというCG会社が中心に手掛けた作品です。

CGのワークフローが素晴らしければ、弱小プロダクションでも一気に大ヒット映画を作れるといういい見本になったのかも知れませんが、製作後半は散々だったという事が、業界誌で発表されています。

CG技術の注目点は、何と言ってもダンス!!ではないでしょうか。勿論、キャラクターもかわいいし、映像も奇麗なので、他の部分も平均点以上のCG映画ではありますが、本物のペンギンがあたかもダンスしているように作り上げたアニメーションは素晴らしいです。

アイス・エイジのデフォルメされた動きとはまた少し違った意味で魅了されます。何と表現すればいいのでしょうか。正統派のキャラクターアニメーションとでも呼べばいいのでしょうか? 決して極端に大げさな動きはしていないのですが、滑らかな動きに心奪われます。

 

ハッピー・フィート その他情報

PIXARやドリーム・ワークスアニメーションの独壇場であった、アカデミー賞において、第79回長編アニメ映画賞を受賞しています。

その他にもゴールデングローブ賞において、主題歌賞を獲得していたり、英国アカデミーにおいても長編アニメ映画賞を受賞しています。

本当に素晴らしい映画ですから、あたりまえなんですけどね。

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