長ぐつをはいたネコ 映画 あらすじ 感想 ネタバレ 評価

PussinBoots CGアニメ

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『長ぐつをはいたネコ』(原題:Puss in Boots)は2011年にアメリカで上映(2012年に日本で上映)されたフル3DCGアニメーション作品であり、映画『シュレック2』に登場した長ぐつをはいたネコを主役としたスピンオフ映画です。

映画『長ぐつをはいたネコ』は、『シュレック2』でシュレックに出会う前日譚を描いた作品ですが、登場にはきちんと理由があります。

『長ぐつをはいたネコ』の原作とも言えるヨーロッパの民謡では、猫がご主人様の為に、オーガ(怪物、シュレックの事ですね)を騙して鼠に姿を変えさせたところを食べてしまうのです。

そういう、原作を知っているとパロディ化された部分がより引き立って面白いですね。


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長ぐつをはいたネコ あらすじ

長ぐつをはいたネコの名前は、ブス、ちょっとイメージとかけ離れていますが、まあアメリカ作品なので、そこは気にしないでおきましょう。

さて、猫のブスは、孤児院で育てられたかわいそうな猫だったのです。ただ、育ての母イメルダのおかげで、いい子に育ったのですが、幼馴染のハンプティ・ダンプティ(話す卵)に無実の罪をきせられ、街を追われて賞金首となってしまっていたのです。

そんなある日、街の酒場で魔法の豆の話を耳にするのです。魔法の豆は生涯をかけてブスが以前から、探し求めていたものだったのです。

悪い事ですが、そこで、魔法の豆を持っているジャックとジルから豆を盗もうと行動に移そうと行動したところ、謎の覆面猫の登場に加えて、幼馴染のハンプティ・ダンプティに再開する事になります。

果てして、猫のジルは豆を手に入れる事が出来るのでしょうか?そして、旧友との再会は何を意味するのか?奇想天外、スピーディな冒険がここにはじまります。

長ぐつをはいたネコ 感想

長靴をはいたネコ、日本では東映マンガ祭りの映画、ぺろが有名ではないでしょうか。ヨーロッパの原作に忠実で、賢い猫が粉ひき職人のご主人様を貴族にさせてしまうという、男性版、シンデレラストーリーです。

それに対して、映画『長ぐつをはいたネコ』は、完全にオリジナルストーリーです。ジャックの豆の木や、ハンプティ・ダンプティといった童謡を随所に登場させてはおりますが、ストーリーの面白さ、本来の原作には、到底及びません。

映画である事と、スピード感あるアニメーションと、コミカルな音楽が流れる作品なので、ストーリーをあまり意識しないで、映像だけに注力する方にはお勧めです。

あまり深く考えなくても、とんとん拍子で物語が進んでいくのです。この辺りは、さすが、ドリームワークス・アニメーションといった感じですが。ただ、感動するように作られているはずなのですが、あまり共感出来るお話ではありませんでした。

一体全体、何を言いたかったんだろうという謎だけが残る作品です。

因みに、ハンプティ・ダンプティ、アメリカ、ヨーロッパ圏においては、有名な童謡であり、キャラクターですが、日本人には馴染みがなかったのも、面白さが伝わりにくかったのかもしれません。

 

長ぐつをはいたネコ キャスト

長ぐつをはいたネコ(プス):アントニオ・バンデラス
竹中直人

キティ・ソフトポー:サルマ・ハエック
本田貴子

ハンプティ・アレクサンダー・ダンプティ:ザック・ガリフィアナキス
勝俣州和

ジャック:ビリー・ボブ・ソーントン
辻親八

『マスク・オブ・ゾロ』のアントニオ・バンデラスと、『アルマゲドン』『イーグル・アイ』のビリー・ボブ・ソーントンの共演、なんて夢のある映画何でしょう。

ただ、俳優さんの個性が発揮されたかどうかは別の話です。

長ぐつをはいたネコ CG技術

2011年に上映した割には、あまりきれいなCG映像が美しいという映画ではなかったです。CG映像に凝るというよりは、CGキャラクターアニメーションに力を注いだんでしょうね。

ただ一つ納得いかなかったのは、猫の擬人化キャラクターなので、早く走る時も2本足で移動するのですが、映画のラスト直前で、キティ・ソフトポーが4本足で駆け抜けるんですよね。

あれ、猫に戻ってしまっている・・・少し違和感を覚えました。

長ぐつをはいたネコ 評価

『長ぐつをはいたネコ』、原作というものが存在していなければ、また『シュレック2』のスピンオフ作品でなければ、もう少し楽しめたのかもしれませんが、期待度が大きかっただけに、がっかり感が増してしましました。

よって、評価は星2つ、全体的に良く出来たCG映像満載なのですが、シュレック程の毒もなかったし、パロディ部分もわかりにくかった為です。

猫のブス、目のウルウルだけをしつこいぐらい、取り入れてた方が、面白かったかもしれません。

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