メガマインド あらすじ 感想 意外と評価の高い映画はネタバレ命

megamind CGアニメ

メガマインド (吹替版)
『メガマインド』(原題:Megamind)は、2010年にアメリカで上映されたフル3DCGアニメーション作品です。

2014年、ディズニー映画、『マレフィセント』や、海外ドラマ『ワンス・アポンア・タイム』において、悪い役に主眼をおいた作品が注目されていますが、これよりずーと前の2010年に、悪が主役のスーパーヒーロー作品があったのです。

『メガマインド』タイトルから想像が付くように、製作したのはシュレックでお馴染みのドリームワークスアニメーションです。


<公式:メガマインド 予告 映像>

メガマインド あらすじ

悪だけど天才のメガマインドの日常は、スーパーヒーローメトロマンと死闘の数々、そんなある日、遂に悪が正義に勝つ日がやって来てしまうのです。

メトロマンをおそろしいビーム兵器で骨にしたメガマインド、喜びもつかの間、なぜか心に大きな隙間を作ってしまい心が晴れません。

メガマインド、メトロマンという宿敵がいたからこそ、充実した日々を過ごせていたという事に今更ながら気が付いたのです。そこで、メガマインドが思いついたのは、新たなるヒーローの誕生!!です。

カメラマンのハルをスーパーヒーローにすべく、鍛えあげるのですが、何とハルが突然悪に目覚めてしまうのです。

いつの間にか立場が逆転してしまったメガマインドは、スーパーヒーローとして、ハルと闘う事になるのですが・・・・

メガマインド 感想

ドリーム・ワークス・アニメーション、相変わらず正統派路線が嫌いなんですね。でも視点は鋭い、ちょっと前衛的な作品だったのが、惜しい、2014年に公開していたら、もっと注目されていたかもしれません。

悪に共感してはいけませんが、共感出来るお話なのです。特に昔のスーパーヒーローものは、どうも白黒はっきりさせたいようで、悪は完全なる悪、正義は非の打ちどころのないヒーローというイメージが強いですが、誰でも正義にも悪にもなれるという事を表現している作品ではないでしょうか。

CG映画のスーパーヒーロー映画と言えば、『Mr.インクレディブル』を思い出してしまいますが、既にあるジャンルの中にあえて同じようなヒーローもの企画をぶつけてくるのが、ドリーム・ワークス・アニメーションらしいです。

一見、似たようなヒーロー作品ですが、その中身はまったく違います。『Mr.インクレディブル』は、どちらかというと家族愛がテーマ、『メガマインド』は、以外ですが、恋愛ものです。

悪のエイリアンだけど人並みに恋もするし、外見も気にしている、悪だけど、人殺しは出来ない、何もかも中途半端で精神年齢が低い『メガマインド』、等身大のキャラクターの苦悩を楽しめる映画です。

また、ネタバレになるので、詳しくは書きませんが、ブラッド・ピット演じるスーパーヒーローのメトロマンも、スーパーヒーローのイメージを壊す大胆発言におもわずニヤニヤしてしまいます。

以外や以外、夢中になれるCG映画です。

キャスト

メガマインド: ウィル・フェレル
山寺宏一

メトロマン: ブラッド・ピット
東地宏樹

ロクサーヌ・リッチ: ティナ・フェイ
甲斐田裕子

ハル/タイタン: ジョナ・ヒル
木村昴

ブラッド・ピットの声優キャラクターと言えば、日本でも大々的に広告宣伝していた『ハッピーフィート2』が有名ですが、実は、正義の戦士メトロマンもそうなのです。

ドリーム・ワークスには珍しく本人に似せていないキャラクターである事も高評価です。

CG技術

ビーム光線などのお馴染みのSFシーンは、CGが得意とする部分を十分に魅せてくれていますが、CG映像が素晴らしいかというと普通です。その為、特に注目されなかった作品なのではないでしょうか。

 

メガマインド その他情報

『メガマインド』も他の大概のCG作品と同じように、映画館上映開始の週、初登場1位で全米NO1に輝いています。

そのように世界的には、知名度抜群の作品でありながら、日本では無名に近い映画です。いやあ上質の作品だけに残念です。

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