Mr.インクレディブル 感想 家族で観るべきファミリー映画!

Mrincredible CGアニメ

Mr.インクレディブル [DVD]

CG映画も昨今は、CGだからという目新しさはなく、もう映画の1つのジャンルとして確立されつつありますが、Mr.インクレディブルの上映の頃は、違っていたのです。CG映画で、それをすると失敗されると言われていたタブーの1つが、人間を主役にした映像です。

 

CMや、CG映画の中でも少しのシーンであれば、それほど違和感を感じさせませんが、長編の映画で、常に人間を登場させているのは、チャレンジ以外の何物でもありません。それを、今まで技術がありながら避けていたPIXARが遂に、満を持して映画化させたタイトルが、Mr.インクレディブルだったのです。

 

Mr.インクレディブル あらすじ 予告映像で心を掴む!

 

Mr.インクレディブルの予告動画、しかも本当に初期の頃の動画を覚えている方はいるでしょうか? YouTubeで探してみたのですが、Pixarの公式サイトにもありません、もう幻の予告動画になってしまいましたが、それが面白いのです。(DVDには入っていました(^^♪)

 

覚えていますか?劇場版の予告編で、主人公のMr.インクレディブルことボブ・パーが、ショータイムと言って、スーパーマンスーツに身を包もうとするのですが、太っちょの体が大きすぎて、部屋中で服を着る為だけに、悪戦苦闘するのです。

 

もう、その予告編を観ただけで、Mr.インクレディブルは、コメディ要素満載のアクション映画だと気が付いた方も多かったでしょうね。非常にキャッチーな動画で、もう視線は釘付けです。

 

まだ、その段階では、どんな内容になるのか、あらすじも何も知らない状態で、映画を観たい気分いっぱいになったのです。予告映像って本当に大切だと思います。

 

Mr.インクレディブル、あらすじは、予告映像の通りで、昔スーパーヒーローだった、ボブ・バーとヘレンは、3人の子供を育て、普通の一般庶民として暮らしていましたが、ときどき、スーパーな力を発揮しては、面白おかしな日常を過ごしていたのです。

 

そんなある日、ボブ一家に謎の手紙が届いた事が、大事件、家族にとっての大冒険の始まりです。

 

スーパーヒーローの設定が、文句の付けどころが無いほど現代的です。健康趣向の現代の世の中で時代遅れになった為、一般の家族として隠れて住んでいるというスーパーヒーローの姿に唖然としますが、上手いです。

 

特にスーパーヒーローのボブは、過去の栄光にすがりながらも、良き家庭人になろうとしている姿がなんともいい味を出しています。Mr.インクレディブルの設定が素晴らしいのは、間違いないです。

 

Mr.インクレディブル 感想 うまい!!としか言いようのない感動作!!

 

Mr.インクレディブル、映画や海外ドラマ通の方なら、わかるかも知れませんが、スーパーヒーローのお話でありながら、コメディ要素満載の究極のエンタテイメント作品です。

 

同じようなジャンルの作品をあげるとすれば、海外ドラマであれば、『チャック』です。チャックがMr.インクレディブルの要素真似したのではないかと思うぐらい、ドツボにはまるスパイドラマです。

 

Mr.インクレディブル、直訳すると、あり得ない男なので、いわゆるあり得ないほど凄いという事で、スーパーマンのお話なのですが、数々の映画のスーパーヒーローのように完璧ではないのです。

 

こればかりは、観てもらうしかないのですが、本当にふるCGである事をうまく使った映画だとつくづく思う映画です。様々なスーパーヒーローが登場し、ハラハラするアクションで時間を忘れるほど夢中になれますが、最後にホロッとくる感じがなんとも心地よい映画です。

 

キャスト

 

監督    :ブラッド・バード
脚本    :ブラッド・バード
製作    :ジョン・ウォーカー

ボブ・パー          :クレイグ・T・ネルソン
ヘレン・パー        :ホリー・ハンター
シンドローム        :ジェイソン・リー
ダッシュ      :スペンサー・フォックス
ヴァイオレット・パー    :サラ・ヴォーウェル
ジャック・パー        :イーライ・フシール
ルシアス・ベスト    :サミュエル・L・ジャクソン

 

監督が、ブラッド・バードですから、面白くないないわけ無いんですよね。名作アニメ、アイアン・ジャイアントの監督であり、Mr.インクレディブルの後は、レミーのおいしいレストランの監督もおこなっていますよ。

 

CG技術のポイント 質感よりアニメーション

 

当時、難しいと言われていた、人間の肌の表現をなるべく、マネキンっぽく見えないように工夫したレンダリング技術とヴァイオレット・パーを代表とする、髪の毛の表現が、CG技術として注目出来ます。

 

これまでのPIXAR作品では、あれだけキューティクルがきれいに出ている髪の毛の人間が登場した事はありません。また、風邪にたなびく髪の毛の動きは、素晴らしいの一言です。

 

また、PIXAR程の製作会社では、出来なくはないのですが、服がたなびく表現をおさえるため、ウェットスーツのようなヒーロースーツにしたのではないかと思えるほど、ムチっとした服になっています。

 

その分、Mr.インクレディブルは、アニメーションが素晴らしいです。質感よりもCGキャラクターのアニメーションにこだわった感じがします。

 

Mr.インクレディブル その他情報

 

2004年度、第77回アカデミー長編アニメ映画賞を受賞しています。この年のライバルは、シャーク・テイルとシュレック2です。日本の作品では、イノセンスがノミネート落ちしています。

 

シャーク・テイルとシュレック2もつまらなくはないのですが、ちょっと声優陣の力を頼ったような作品でしたので、純粋にCGアニメーション技術力が素晴らしいMr.インクレディブルが受賞したのは、妥当ではないでしょうか。ただ、Mr.インクレディブルも演技にはこだわっていますよ、息が切れたシーンのリアル感を出す為、ダッシュ役のスペンサー・フォックスに、本当にスタジオ内を走るようお願いしたエピソードは有名です。

 

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