ガッチャマン 映画 感想と評価 続編は絶対にない酷い実写動画

GATCHAMAN 実写映画

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『ガッチャマン』 (GATCHAMAN) は、2013年に日本で製作上映されたSF実写映画作品です。タツノコプロ原作のアニメ作品『科学忍者隊ガッチャマン』の実写版映画作品であり、『CASSHERN』『マッハGoGoGo』『ヤッターマン』に続いての4つ目になりますが、一番惨い映画ではないでしょうか。

折角のよい題材なのに、ここまで駄目な理由、映画を観ていて気が付いた部分をまとめました。日本のVFX(実写映像にCGを組み込む技術)も進化したと思っていましたが、ここまで杜撰だと、ハリウッドとの差を思い知らされます。

まだご覧になっていない方は、駄目な映画の見本という事で、怖いもの見たさでどうぞ。決して『トランスフォーマー』シリーズのイメージでレンタルなどしてはいけません。

 

ガッチャマン 映画 あらすじ

西暦2050年、突如地球にあらわれたギャラクターは、あらゆる人間兵器を跳ね返すバリアを身にまとい、瞬く間に世界の半分を掌握、征服してしまいます。

人間に残された運命は、絶滅を待つのみかと思われた、その時、800万人に一人の確率でギャラクターに対抗出来る人間が存在する事が判明するのです。その名はガッチャマン!!

ガッチャマンは、不思議な石を身につける事により、スーパーマンのように空を飛べ、強靭な肉体はコンクリートも突き破る事が出来る人間兵器となり、人類の為に闘います。

果たしてガッチャマンは、ギャラクターから世界の平和を取り戻す事が出来るのでしょうか。

ガッチャマン 映画  感想

映画館で観なくて良かった・・・・
2014年夏、『トランスフォーマー ロストエイジ』があまりにも素晴らしいVFX映画でしたので、日本のVFX作品として、2013年度に上映した『ガッチャマン』を選択したのですが、比較にならない、つまらなさにがっくり、肩を下ろしました。

ハリウッド映画にかすりもしない、SF日本映画の現状にがっくりきたのと、少しでも良い点を見つけようと探せば、探すほど粗が見つかる、『ガッチャマン』に憐みを感じてしまいました。

何で、こんな状態で映画上映してしまったのだろうか?いやホント、キャスト見たさの映画丸出しです。まだ、特撮ヒーロー映画観た方が良かったです。

 

ガッチャマン 映画 キャスト

鷲尾健:松坂桃李

ジョージ浅倉:綾野剛

大月ジュン:剛力彩芽

大月甚平:濱田龍臣

中西竜:鈴木亮平

ナオミ :初音映莉子

カークランド博士:光石研

イリヤ:中村獅童

南部博士:岸谷五朗

松坂桃李と綾野剛と剛力彩芽のファンの為だけにある映画としか考えられない、キャスト重視の映画ですね。

ガッチャマン 映画 大コケ 理由

政治的なお話は抜きして、単純に映画『ガッチャマン』を観ただけの大コケ理由をまとめてみました。

ガッチャマンスーツが気ぐるみ

特撮ヒーロー映画ではないのだから、もっとしっかりコスチュームに気合い入れるべきでしょう。何処からどう見ても安っぽいゴム製の質感が見えてしまいます。『アイアンマン』迄のクオリティを求めるのは酷なのかもしれませんが、映画『キックアス』と同じ程度では、コスプレを脱しきれてないです。

ガッチャマンの動きが駄目駄目

俳優さんの演技に文句つけたら、ファンの方の怒りが怖いので、あまり触れませんが、闘う演出がもう最悪、だらだらと長くて、メリハリがなく、全く臨場感がなかったです。影のように忍び寄る忍者のはずが・・・・

特に酷かったのが、恐らくフルCGにしている部分、ビルの間での高速に移動する動き、全く人間の動きをしていないうえ、重力が感じない、実写合成でも、とあるガッチャマンが信号機の上にドスンとたつのですが、信号機、全然揺れていないのです。

何でしょうかね、何気ない動きがことごとく、違和感を感じてしまうのです。変に後から合成のエフェクトを盛り込んでいるから余計におかしく感じてしまいます。俳優さんの動きとCGのタイミングがあってないのが原因ですね。

怪獣登場のシーンが最悪

TVシリーズのウルトラマンの怪獣の方が良く出来ています。安っぽいCG合成なら、むしろそんな映像シーンいらないと思ってしまいます。もっと煙を足して、瓦礫を増やして、大気が舞いあがっているのに空があんなきれいなわけないでしょと、突っ込みどころ満載です。

ストーリーがつまらなすぎる

ガッチャマン誕生から、いきなり最終決戦は、無理があり過ぎる、まったく共感出来ないし、あの怪獣の意味は?

変にふざけているシーンがあったりして、これは子供向け映画なのか?ただでさえ、コスプレ映画なのだから、映画の中の世界感を真剣に作り上げてくれないと、ホント駄作になるいい見本です。

映像のクオリティがバラバラ

映画として致命的なのが、映像のクオリティの統一が図れていないところです。仮にストーリーが稚拙であっても、CG映像が滅茶苦茶カッコよかったら、『トランスフォーマー』のように、大ヒットしたかもしれません。

誤解のないように補足すると、『トランスフォーマー』お話も面白いです。

少しネタバレになりますが、最終決戦で使用されるビーム装置のCGは、それほど違和感を感じることないCG映像ですが、それ以外の合成部分の酷さが気になって気になって仕方ありませんでした。

下手に良く出来ているシーンがあると余計に酷い部分が目立ってしまうのです。一番良かった映像は、予告動画!! 今回はちょっと辛口の『ガッチャマン』感想でした。

映画 ガッチャマン B2タペストリー

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