『くもりときどきミートボール』(原題:Cloudy with a Chance of Meatballs)は、児童文学作品がベースの2009年アメリカで上映されたフル3DCGアニメーション作品です。
<公式:くもりときどきミートボール予告>
ソニー・ピクチャーズ アニメーション製作の第3弾フル3DCGアニメーション作品です。1作目のオープン・シーズン、2作目のサーフズ・アップ、日本での評価がいまいちだった為か、なんと『くもりときどきミートボール』字幕上映の映画館1つもなかったのです。
大人から、完全に子供へターゲットを変更しています。日本では、CG映画は子供向きという発想事態が、子供じみていると思うのですが、これだから大人が楽しめる良質なアニメーションが少なくなってしまうのです。
『くもりときどきミートボール』は確かに、最初から児童文学(絵本)がベースだから、仕方ないかもしれません。しかし、何度もくどいかもしれませんが『オープン・シーズン』はいい映画ですよ。
くもりときどきミートボール あらすじ
小さな島にある港町スワロー・フォールズは、イワシの缶詰が特産物であり町の大事な収入源、そんな缶詰もとうとう売れない日が来てしまったのです。
処分に困った町の人たちは、自分たちで缶詰を毎日食べるという行動をおこすのですが、その様子を気の毒に思った発明家のフリントが、町民たちを救う為、水を食べ物に変換する事が出来る脅威のマシンを完成させるのです。
実はフリント、発明家としては、いつも失敗ばかりで町の迷惑者として扱われたいたのですが、今回の成功で町の人気者に様変わりです。大人も子供の空から食べ物が降って来て大喜びです。
しかし、その幸福の時間は長くは続きません。脅威のマシンが暴走しはじめたのです。制御不能になったマシンは、次々と建物を破壊していく事になるのですが、果たしてフリント達は、町を救う事が出来るのでしょうか。
くもりときどきミートボール 感想
いきなり、上から目線ですが、『くもりときどきミートボール』悪くはない映画です。でも、そのタイトルではそそられませんと思ったら、原題の映画のタイトルの意味も同じなんですね。ピッタシくる言葉がなかったんでしょうね。確かに、タイトル通りのお話ですし・・・
CG映画って、なんか設定等、似てしまうのでしょうか?それとも、わざと真似しているのでしょうか。皆に迷惑がられている発明家という設定、覚えがないですか?そうです! PIXAR作品の『バグズ・ライフ』の主人公フリックと同じなのです。
外見こそ、違うもののおっちょこちょいの感じなど、ここまで同じにしてしまっていいのかなあと映画鑑賞中、気になって仕方ありませんでした。
『くもりときどきミートボール』は、1度観れば十分な作品ですが、まさかこの時、続編が作られるとは夢にも思わなかったです。やっぱり日本人とアメリカでは、感性が違うのでしょうか? 世界的には、それなりに利益もあげていて、評価されているCG作品だったのです。
この場合、CG映画でないと映像化不可能な作品なので、それをよく表現できたと褒めるべきなのでしょうね。
キャスト
フリント・ロックウッド:ビル・ヘイダー
梯篤司
サム・スパークス:アンナ・ファリス
甲斐田裕子
ティム・ロックウッド:ジェームズ・カーン
斎藤志郎
スティーブ:ニール・パトリック・ハリス
庄司将之
CG技術
空から食べ物が降って来るという前代未聞のストーリーですが、CG技術あっての映画です。
空から、ハンバーグやスパゲティが降って来るのですよ。もう笑うしかない、製作している方は大変だったかもしれませんが、映像で魅せるギャグ映画ですね。
シュレックのような絶妙な毒の作品も面白いですが、美しさ以外を映像表現でアピールするのも1つの手法として、アリだなと感じています。
心にジーンとくる映画ではないので、管理人の評価としては低いですが、ありそうでなかったカラフルな色彩の世界感、こんなCGの使い方もあるかなという点では、参考になる映画ではないでしょうか。
くもりときどきミートボール その他情報
『くもりときどきミートボール』の続編が6年ぶりに上映しましたが、実は映像制作費は、前作より抑えられているのです。それでも、興行収入は2倍近い大成功をおさめています。その成功に隠された秘密は?
映画(DVD)を観れば、その答えがわかりますよ!!
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