美女と野獣 あらすじ 感想 何かおかしい・・フランス映画だった・・

美女と野獣 実写映画

美女と野獣』(原題: La Belle et la Bête)は、2014年に日本で上映された、フランス、ドイツ制作の映画です。

『マレフィセント』(眠りの森の美女)の影響もあり、勝手にハリウッド大作だと思って映画館に足を運びました。

 

劇場は、シネマコンプレックス大手の東宝シネマ、何も考えず、映画チケットを手にした後、そういえば、字幕と表示されていなかった事に気がつき、もしかして、日本語吹き替え、やってしまったかなとドキドキしていたら、字幕が出てきて一安心でした。

 

しかし、聞こえてくる言葉がどうも聞き慣れない、そうです。ここで気がついてしまいました。美女と野獣はフランス映画だったのです!!

 

 

美女と野獣 あらすじ

母親がベッドの上で子供達に物語を聞かせるシーンから、美女と野獣は、はじまります。この映画の冒頭は、『タイタニック』のようです。もうこれだけで、オチがなんとなく、想像ついてしまいます。

 

主人公のベルは、6人兄弟の末っ子、彼女の母は、ベルを産み落とした後、亡くなってしまったという悲しい過去を背負った優しい女性です。

 

ベルの家族は、最初は裕福でしたが、父親の事業の失敗で貧困生活をしている時、父親がとある屋敷の庭園に生えているバラを勝手に摘んでしまった事で、そこに住む野獣の怒りをかい、死を宣告されてしまうのです。

 

1日だけ猶予を貰った父親は、息子、娘達の元へ最後の別れをしに帰るのですが、事情を知ったベルが突如身代わりとなって、野獣の棲む屋敷へと向かう事になります。

 

こうして、恐ろしい姿をしている野獣と優しい心を持ったベルの屋敷での生活がはじまるのでした。

 

美女と野獣 感想

『美女と野獣』全体的に映像が暗いです。甘美なフランス語と映画冒頭の海のシーンでは、あまりの心地良さに眠くて眠くて仕方ありませんでした。

 

眠気がハッと冷めたのは、野獣が登場してからです。ライオン人間のような容姿、紳士のような振舞いをするかとおもいきや急に動物のような荒々しい態度。

 

きっと何かがあると感じさせずにはいられない演出が、魅惑的です。ハリウッド映画と違い、親切丁寧な展開ではありませんが、よーく目を凝らして映画を観ていくと、色々な布石が登場します。

 

ネタバレになりますので、ここでは軽くしか触れませんが、最後に、魔法が解けて、何もかも明らかになる時、あの動物の正体はやっぱり・・・と色々スッキリします。

 

唯一納得行かなかったのは、王子の従者、仲間達はどうなってしまったのでしょうか?許されたのは?王子だけ???

美女と野獣 キャスト

ベル : レア・セドゥ

野獣 / 王子 : ヴァンサン・カッセル

商人 : アンドレ・デュソリエ

マキシム : ニコラス・ゴブ

プリンセス : イボンヌ・カッターフェルト

注目は2人の美女、レア・セドゥとイボンヌ・カッターフェルトです。フランスやドイツの女優なので、日本では馴染みが薄いですが、『美女の野獣』でファンになった方も多いでしょうね。

猟犬として犬も登場します。ビーグルです。
個人的には、魔法にかかってしまったビーグルの方が好きです。

 

美女と野獣 評価

なぜ、野獣が誕生したのか?フランス映画らしい解釈の作品です。ちょっと眠くなるのはご愛嬌。

 

美術センスはやっぱり凄い、バラの庭園、屋敷のデザイン、衣装など独特のワールドに楽しめます。

 

ディズニー映画のような、ファンタジーを期待して観に行ったらビックリするかも知れませんが、『美女と野獣』これはこれで、いい映画です。アニメの『美女と野獣』も観たくなるような気分にさせてくれます。

 

よって、評価は☆☆☆☆、悪くはないのですが、心揺さぶる感動はありません、素直に楽しめるだけの映画です。

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