言わずと知れた、カクレクマノミの乱獲事件まで引き起こしてしまったほど、大ブームになったファインディングニモについて、今更ながらの映画 感想です。
ファインディングニモ、地上波でも何度か放送していますので、多くの方が視聴している映画だと思います。また、地上波で放送されるという事は、安心して子供も観れるという映画です。
ファインディングニモの面白さの秘密は、父親の愛
オーストラリアのグレートバリアリーフから始まる、海の中のお魚達を中心に描いた楽しい作品です。
ネタバレにならない程度にあらすじをご紹介すると、ファインディングニモ、映画タイトル通り、ニモを探すお父さん、カクレクマノミのマーリンの物語なのです。
そもそも、それはニモの誕生に秘密があったからです。ニモは、たくさんあったカクレクマノミの卵の中から、たった一匹だけ、母親の命と引き換えに誕生したマーリンの子供だったのです。
そんなニモを父親のマーリンが過保護に育てるのは、まあ仕方が無いのですが、ある時、ニモが人間に捕まってしまうのです。
さあ大変、ニモの事をどうしても諦める事が出来ないマーリンは、ナンヨウハゼのドリーと一緒にニモを探す旅に出るというお話です。
ですから、どんな困難な試練が訪れても、決して父親のマーリンは、諦めません、その雄姿に次第に惹かれていく視聴者は、物語に引き込まれていってしまうのでしょうね。
因みに、ファインディングニモの続編のタイトルは、ファインディングドーリー、マーリンの親友のドリーを探す?という事は、またもやマーリンが主役? 映画公開は2015年の予定ですが、気になります。
ファインディングニモは、PIXARのチャレンジ満載映画
ファインディングニモは、アナと雪の女王と同じく、第75回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞しています。
また、PIXARがディズニーと合併する前の作品で、アメリカで上映公開したのは、2003年です。PIXAR作品としては、トイ・ストーリー2の後の作品で、5番目です。
まだまだ、人間のCG(コンピュータグラフィック)化が全面的ではなく、それほど違和感のない、おもちゃ、昆虫に続いて、魚という分野に進んだPIXARの意欲作です。
魚と言っても、おもちゃや昆虫に比べて、表面は柔らかく、細かく動かないと途端に、やはりCGアニメーションはぎこちないと思われる心配を見事に裏切って、その後のCG全盛期に弾みをつけた映画でもあります。
海の中の光彩、世界感も素晴らしく、CG映像に魅了されます。勿論、ストーリー展開も見事で、只のロードムービーではなく、なんど観てもハラハラドキドキする、スタジオジブリ作品のようですね。
気分が落ち込んで元気になりたい時、豊かな美しい魚達の映画を観たい時、ぜひお勧め出来る作品です。
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