アイス・エイジ3の上映中に3D対応の映画館で観た感想になります。今回から、日本語タイトルもサブタイトルがつき始めています。正式名称は、『アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの』で、邦題は、Ice Age: Dawn of the Dinosaursです。
アイス・エイジ3 あらすじ
氷河期が舞台の物語で、相も変わらず、主役はナマケモノのシドとサーベルタイガーのディエゴ、マンモスのマニーのトリオコンビです。
今回は、氷の世界に実は隠れた亜熱帯のジャングルが存在していたという設定で、サブタイトルがもう全てのネタバレなのですが、恐竜のティラノサウルスの卵を見つけたところから大冒険が始まるのです。
アイス・エイジ3 感想
アイス・エイジ3、映画館で観なければ良かった、金返せー!!映画です。お子様には楽しめる作品なのかも知れませんが、良質なCG映画を求める者にとって、苦しみ以外に何物でもない90分でした。
元をとるまいと、寝こそはしないまでも、こんなにあくびが出た映画はなかなか無いです。それでも、折角3DCGで観ているのだから、良い部分を探そうと一所懸命観察していたら、ちょっといいかなというカットもありました。
それは、ニクトサウルスというプテラノドンに似た翼竜がジャングルを滑空するシーンです。立体感漂う、空中シーンは、ちょっと良かったです。後は、今回新キャラで登場したイタチのバックが、ターザンのようにロープを木に巻きつけて、これもふわっと空中散歩するようなシーンです。
まとめてみると、ストーリーはありきたり、アニメーションも前回のような笑い転げる演出もなし、新キャラの行動にはイラッと来ますし、カメラワークだけが何とか良かったと思える作品です。
おっと、忘れていました。スクラット!! 今回も勿論登場しますし、スクラッティという小悪女もいい味出していて、スクラットシリーズだけ、スピンアウトした作品作って欲しいぐらいです。
結局、全体の感想としては、スクラットの絶妙なるアニメーション、妙技に救われた感じのアイス・エイジ3になります。
キャスト
監督 カルロス・サルダーニャ
またまた、スクラットは、アイス・エイジの初代監督クリス・ウェッジです。こればかりは担当変わらないでいて欲しいです。
CG技術
3DCGにしていたり、各動物達の毛皮がよりふさふさにリアルになって来ているのですが、背景がそれほど美しい、フォトリアルな映像ではないので、そんな細かいところにこだわるより、一番強かったアニメーションをもう少し売りにしてもらいたかったです。
アイス・エイジ3 その他情報
私にとっては、あまりいい思いが残っていないCG映像なのですが、そこそこヒットしているんですよね。製作費を軽く超える興行成績を叩きだし、アイス・エイジ4も作られるんですからね。
ただ、もうそろそろネタバレの予感です。あまり落ち目にならないうちに、有終の美を飾っておいた方がいいと思うのは、老婆心なのでしょうか。
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