ディズニーランドで働いていた、鎌田洋さんの著書、ディズニーの神様シリーズ第3弾、ありがとうの神様が教えてくれたことを読んだ感想文です。
ディズニーそうじの神様が教えてくれたことを読んで以来の大好きなシリーズです。2014年現在、第4弾まで発表されていますが、『ディズニー ありがとうの神様が教えてくれたこと』は、2011年3月11日の東京ディズニーシーでの出来事を題材にしている事もあり、シリーズ中、最も大好きなお話です。
ありがとうの神様が教えてくれたこと あらすじ
虹色のミッキー
心から笑う事が出来ない青年が、ディズニーランドのキャストになるのですが、人生に喜びをみいだせないでいたのでした。
そんなある日、同じディズニーランドで働くキャスト雅人(前作のエピソードに出ていましたね)に出会い、またキャスト同士の心のふれあいによって、次第に心が満たされていくお話です。
真冬の桜ふぶき
一流ホテルからディズニーランドに転職した晴美はおもてなしのプロですが、ある時、混雑していて入場規制中にどうしても入場したいという子供の入場を断ってしまった事で、罪悪感に苛まれます。
ディズニーランドのキャストの仕事まで辞めようかと思い詰めてしまうのですが、同じキャストの励ましにより、元気を取り戻したある日、今度は、車イスのゲストがディズニーランドのやって来るのですが、その正体は・・・
絆の糸電話
2011年3月11日、東日本大地震の当日、旅館の経営がうまくいかなくなって自殺を考えていた経営者が東京ディズニーランドに訪れます。
そこで遭遇した地震によって、家族の絆を思いだすお話です。
ありがとうの神様が教えてくれたこと 感想
『ディズニー ありがとうの神様が教えてくれたこと』好きなお話ですが、今回はネタがなくなって来たのか、創作にしても少し現実離れしたお話になっていた気がします。
あまりにも良く出来過ぎたストーリーです。いい人の集りのディズニーランド、夢のような世界なのはわかりますが、お話にマンネリ部分を感じずにはいられませんでした。
ただ、物凄く丁寧に書かれており、内容もわかりやすいので、あっという間にさらさらと読めてしまいました。
最初に否定しておいて、なんですが、『真冬の桜ふぶき』は、不覚にも目頭が熱くなってしまいました。電車の中で読んでいたので、堪えるのが大変でしたよ・・・
また、ディズニーリゾートの人気を不動のものとした、震災時の状況も収録したエピソード、ダッフィーを配ったエピソードなど、知られざる裏側の世界が面白いです。
最後に、これはずーと覚えておきたいと思った、ディズニーの4つのCについて、書いておきます。
-
『Curiosity(好奇心)』
-
『Confidence(自信)』
-
『Courage(勇気)』
-
『Constancy(一貫性)』
夢を実現する為に必要なウォルトディズニーの有名な格言です。また『ディズニー ありがとうの神様が教えてくれたこと』にも以下のように書かれています。
『その時は気がつかないかもしれないが、失望することが最高の結果を生み出すこともある』
チョットいいお話が入った『ディズニー ありがとうの神様が教えてくれたこと』、友人等への贈答品としていいかもしれませんね。
[amazonjs asin=”4797372915″ locale=”JP” title=”ディズニー ありがとうの神様が教えてくれたこと”]