X

オープン・シーズン 感想 クレームが付きそうな動画もあるが傑作!


オープン・シーズン(原題:Open Season)は、2006年アメリカで製作されたフルCGアニメーション作品です。子供達に人気のある森の動物達、クマとシカを中心に、リスやウサギ多くの動物キャラクターが登場する作品です。

 

2006年秋にアメリカで上映された時には、全米第1位を記録し、その興奮が冷めやらぬ状態で12月クリスマスシーズンに日本でも映画館で上映された作品です。

ミスター・ドーナツなど、大手メーカーも協賛し、クマのブーグのブームが巻き起こるかと思われましたが、結果惨敗です。酷い映画館になると字幕上映の公開初日にも関わらず、人がほとんど入らない状態・・・・この作品の大コケで、CG映画の字幕上映が少なくなったと考えても不思議でないぐらい、不発していたようです。

さて、大ヒットにならなかった理由は、様々あるかもしれませんが、まずは、こちらの予告動画をご覧ください。

ウサギを物のように扱っていますよね。それがおそらく、見識者達の怒りをかったのでは、ないでしょうか。

オープン・シーズン あらすじ

山に囲まれた田舎町で、ペット同然にパークレンジャーのベスと暮らしているクマのブーグの成長の物語です。

クマでありながら、野性の本能を完全に忘れて、人間社会におけるペットとして何不自由なく育てられてきたブーグでしたが、ある時ハンターに捕まってしまったシカのエリオットに出会う事によって、トラブルに巻き込まれてしまうのです。

シカのエリオットとクマのブーグが、騒動の末、森の中に入ったのですが、その時、ちょうど田舎町では、オープン・シーズン(狩猟の解禁期間)の時期を迎えようとしていたのです。
さて、ブーグは無事町に戻って来る事が出来るのでしょうか。

オープン・シーズン 感想

オープン・シーズン、隠れた名作です。面白いです。かわいいクマのブーグと、うるさいけれどちょっと憎めない、シカのエリオットのコンビは、シュレックのシュレックとドンキーの仲のようでもあり、トイ・ストーリーのバズとウッディの関係のようでもあります。

また、人間と動物の絆の物語でもあります。ベスがブーグにあげた、熊のぬいぐるみ型リュック・ディングルマンを手放さないブーグの甘えん坊具合が、かわいくて愛おしくて、切なくなります。

しばらくしたら、また観たくなる作品です。大人も子供も楽しめる作品だけに、ウサギが・・・・・あまり書くとネタバレになってしまうのですが、脇役として登場するウサギが・・・・、ちょっと衝撃的すぎるシーンもあるので、それが全てを台無しにしてしまったのかも知れません。

でも、動物虐待に厳しいアメリカで、ギャグとして受け入れられた作品ですから、日本でも大丈夫だと思うのですが、難しいんでしょうね。TVの地上波で放送してもよさそうなのに、折角の良作、陽の目が出ないのが残念です。

 

キャスト

ブーグ : マーティン:ローレンス
石塚英彦

エリオット : アシュトン・カッチャー
八嶋智人

ベス – デブラ:ファニング
木村佳乃

ショー : ゲイリー・シニーズ
内田直哉

声優陣も豪華です。シカのエリオットは、今をときめくアシュトン・カッチャーですからね。後から日本語吹き替えも観ましたが、ブーグの声、石塚さんはまり役です。しばらく石塚さんをTVでみるとブーグが頭から離れませんでした。
日本版のオープン・シーズンには、他にも豪華な方が参加されているのですが、それは、最後にお伝えします。

CG技術

オープン・シーズンのCG映像制作会社は、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスです。PIXARでも、DreamWorksAnimationでもないところがいよいよ、本格的なCGアニメーションを作って来たかと思っていたら、結構実力のあるCG会社でした。

ハリーポッターシリーズやスパイダーマンなどのVFXで活躍していた実績があり、オープン・シーズン以外にも、モンスター・ハウスやくもりときどきミートボール、サーフズ・アップなどのCGアニメーションを世に送り出しています。

 

オープン・シーズン その他情報

それでは、お待たせしました、日本語吹き替え版の豪華なキャストですが、PUFFYが声優として参加していますよ。

また、CHEMISTRYも楽曲を提供しているのです。これだけ、多くの方に支持されたオープン・シーズン。
興味持たれ方は、ぜひ鑑賞してみてはいかがでしょうか。きっと、動物園でクマに会いたくなりますよ。
[amazonjs asin=”B000ND96LI” locale=”JP” title=”オープン・シーズン Blu-ray”]

椎 馬鈴:
こちらの映画も面白いですよ!