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リトル・レッド2 ヘンゼルとグレーテル誘拐事件!? 感想 評価

『リトル・レッド ヘンゼルとグレーテル誘拐事件!?』(原題:HOODWINKED TOO!HOOD VS Evil)は、2011年にアメリカで上映されたフル3DCGアニメーション作品です。

『リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?』の今話題の誰もが知っているおとぎ話のキャラクターが数多く登場する作品の続編であり、また映画ファンにはたまらない数々の映画作品のパロディ部分もきちんと継承しています。


<公式:リトル・レッド ヘンゼルとグレーテル誘拐事件!? 予告動画>

 

リトル・レッド2 映画 あらすじ

“赤ずきん”の少女レッドが武者修行中に、ヘンゼルとグレーテルが魔女にさらわれ、食べられてしまうところを、パケットおばあさんやカエルのニッキー、怖くないオオカミが助けに現場に踏み込みます。

しかし、その企みは、魔女にばれてしまい、なんと踏み込みは失敗、パケットおばあさん迄誘拐されてしまうのです。

果てして、“赤ずきん”の少女レッドは、ヘンゼルとグレーテル、パケットおばあさんを魔女の手から戻す事が出来るのでしょうか。

リトル・レッド2 映画  感想

『リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?』が、映画『ミッションインポッシブル』のようにサスペンス要素満載の作風だとしたら、『リトル・レッド ヘンゼルとグレーテル誘拐事件!?』は、映画『ミッションインポッシブル2』並のアクション映画作品です。

但し、全てが空回り・・・・『ミッションインポッシブル』のパロディ部分はあるものの、忠実な再現を面白くしているわけではなく、ただ真似しているだけ、他の映画作品のアクションシーンも多数出てきますが、それだけのサル真似作品です。

前作、『リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?』の面白さが全く感じられません。今回はジャックと豆の木、ヘンゼルとグレーテル、三匹の子豚といった、誰もが知っているおとぎ話をアレンジし、よりパワーアップしているはずだったのですが、期待を裏切る作品になっています。

今回の少しだけ謎ときの要素がありますが、すぐにネタバレしてしまいますし、その後の展開も強引過ぎて、どうも好きになれません、きっと続編も、もうありませんね。

キャスト

レッド:ヘイデン・パネティーア

パケットおばあさん:グレン・クローズ

オオカミ:パトリック・ウォーバートン

ニッキー:デヴィッド・オグデン・スティアーズ

主人公の声優さん、アン・ハサウェイからヘイデン・パネティーアに変わっています。アン・ハサウェイ『ブルー 初めての空へ』では、声優のお仕事もしていますので、今回の変更は残念です。

リトル・レッド2 映画 CG技術

少なくとも数年が経過しての続編なので、全てが良くなっていてもいいはずなのですが、キャラクターアニメーションの動きがゆるいし、CGの質感もそれほど良くなっていると感じられません。

気合いが入っているのか入っていないのかよくわからない、ちょっとゆったりとしてカメラワークも全体的に残念です。ただ、不思議な事に眠くなるような作品ではなかったです。ちょっと独特の世界感なので、味があって好きな方ははまるのかも知れません。

椎 馬鈴:
こちらの映画も面白いですよ!