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リトル・レッド 映画 レシピ泥棒は誰だ!? あらすじ 感想

『リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?』(原題:Hoodwinked)は、2006年にアメリカで上映されたフル3DCGアニメーション作品であり、初登場1位の実績がある映画です。

『リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?』は、今話題の誰もが知っているおとぎ話のキャラクターが数多く登場する作品であり、また映画ファンにはたまらない数々の映画作品のパロディ映画でもあります。

日本でも2007年に、上野樹里さんの吹き替えで上映しましたが、いまいち知名度が上がらなかった惜しむべき、CG映画です。


<公式:リトル・レッド 予告動画>

 

リトル・レッド 映画 あらすじ

“赤ずきん”の少女レッドは、自転車でおばあさんの作るお菓子を配達しているかわいい女の子。そんなある日、山の上に住むおばあさんの家を訪れたレッドは、おばあさんに化けた“オオカミ”に襲われてしまいます。

しかも、ぐるぐる巻きに縛られた“おばあさん”がクローゼットから飛び出してくるのです。そのあたりから、物語はおとぎ話の常識を逸脱した思いもよらぬ方向へと進み始めます。

実は、静かな森の中で、美味しい料理のレシピを盗む事件が次々と発生していたのです。そして遂に、森一番のお菓子作りの名人・“赤ずきん”のおばあさんのレシピが狙われていたのでした。

果たして、 リトル・レッド、おとぎ話はどのような展開で進んでいくのでしょうか。

 

リトル・レッド 映画  感想

リトル・レッド、映画の冒頭部分こそ、おとぎ話を現代風にアレンジした作品でしたが、途中からは、映画『シュレック』のように、パロディ満載の何でもアリアリ、動画作品です。

『シュレック』のような、おとぎ話をパロディ化した毒のある演出に加えて、事件を複数の視点から確認していき、それぞれの話がパズルのように組み合わさっていく仕掛けが面白いです。

サスペンス映画のような、最後まで犯人が誰だかわからないストーリーも従来の3DCGキャラが登場する映画にはなかった斬新さです。

 

キャスト

レッド:アン・ハサウェイ
上野樹里

パケットおばあさん:グレン・クローズ
小宮和枝

カーク:ジム・ベルーシ
岩崎ひろし

オオカミ:パトリック・ウォーバートン
加藤浩次

トゥイッチー:コリー・エドワーズ
落合弘治

ニッキー:デヴィッド・オグデン・スティアーズ
ケンドーコバヤシ

カエルのニッキーをケンドーコバヤシが演じているのですが、結構はまり役で聞いているとしっくりくるし、原作の声優さんよりも味があって面白いです。

残念なのは、日本語訳が結構適当で、原作のパロディ部分が日本人にはわかりにくい表現になっている事です。まあ、映画好きな方なら、ちょっとニヤニヤしてしまうかもしれませんけどね。

リトル・レッド 映画 CG技術

お世辞にもきれいなCG映画作品とはいえません。2006年と少し古いCGアニメーション作品ですが、同年代の作品として『カーズ』がありますから、CG技術は大したことないかもしれません。

CGキャラクターも、あまりかわいくないし、萌え萌えする要素もありませんので、日本ではヒットしにくい要素満載です。それでも、シナリオが十分凝っているので、お話としては十分楽しめる作品です。

コマ撮り作品のような独特のタッチの世界観に近いCG映画ですので、変わったCG映画をご希望の方には、お勧めです。陰影の表現が結構しっかりしているので、キャラクターの立体感はありますよ。

リトル・レッド 映画 その他情報

リトル・レッド、アメリカでは大ヒットしていますので、続編も作られています。

椎 馬鈴:
こちらの映画も面白いですよ!