完全なる首長竜の日、本屋さんでふと目にしたタイトル、手にとって少しだけ解説部分を読みました。また、本屋さんがお勧めする図書の理由も拝見し、レジに持っていき衝動買いしてしまったのが、乾縁郎著、完全なる首長竜の日です。
完全なる首長竜の日 あらすじ
人気少女漫画家の淳美は、数年前に自殺未遂で植物状態になった弟と最新システムの医療装置、『SCインターフェース』でコミュニケーションを取る事が出来るようになったのですが、なぜ自殺をしてしまったかの理由を聞く事はいまだに出来ないのでした。
そんなある日、淳美のまわりで不可思議な事が次々に起こるようになります。はじめのうちは、『SCインターフェース』の副作用であると感じていたが、現実と夢との境がつかなくなった時、淳美は驚愕の事実を知ることになるのです。
完全なる首長竜の日 感想
完全なる首長竜の日、第9回『このミス』大賞受賞という実績に加えて、『チームバチスタの栄光』以来、審査員満場一致という作品であるという本屋さんの宣伝文句は上手いですね。 見事に購入してしまいました。
最近、東圭吾さんをはじめ、ミステリ小説にはまっていたので、重厚なトリックを期待していたのですが、物語の半分も読み終わると、きっとこういう結末だったらがっかりだなと思っていたのですが、結果は予想どおりでした。
完全にネタバレになってしまう部分なので、詳細は書きませんが、こういう話ってよくあります。映画でも、何度も語り尽くされているネタですね。
完全なる首長竜の日、それが何でこんなにも絶賛されたのかが、少し不思議です。決してつまらないわけでもなく、すらすら読める作品ではありますが、期待度が高すぎたのでしょうか。
それとも、人物の心理描写が優れている点なのかもしれませんね。私はあまり好きな部分ではありませんでしたけれど。。。
夢の中をさまようという視点が面白いのではあるのですが、定番のネタなので、オチが難しいですよね。
完全なる首長竜の日 映画化していた・・
完全なる首長竜の日、綾瀬はるかさん主演で映画化もされていました。完全にスルーです。しかもCGで作られたリアルな首長竜も登場していたというのに・・・・
映画の結末はどうも小説と違うようなので、ちょっと時間が出来た時にでも、映画鑑賞してみたいと思います。
完全なる首長竜の日 同じような世界感
完全なる首長竜の日を読んでいて、すぐに思い浮かんだのが、以下の映画タイトルです。
『マトリックス』
『インセプション』
『イグジステンズ』
『JM』
『トータル・リコール』
完全なる首長竜の日を読んで楽しめた方は以上の作品もお勧めです。