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ダイバージェント 映画 あらすじ ネタバレ 感想 隠れた名作3部作 第1章

 

ダイバージェント』(原題: Divergent)は、2014年にアメリカで上映された作品で、既に3部作のシリーズ化が決定している近未来SF映画です。

SF映画好きなら『ハンガーゲーム』を彷彿するような世界感、設定、キャラクターに少しデジャビュを感じるかも知れませんが、全く違うお話です。しかも同じく時間を忘れるほど面白い作品です。


<ダイバージェント:公式予告動画>

 

ダイバージェント 映画 あらすじ

人類が犯してしまった最終戦争から150年後の世界、世界は、無欲の属性「アブネゲーション」、平和の属性「アミティ」、高潔の属性「キャンダー」、博学の属性「エリュアダイト」、勇敢の属性「ドーントレス」の5つの属性で統治された社会で成り立っていました。

 

無欲の属性「アブネゲーション」で育った少女トリスは、人生のたった一度しかない適性検査において、本来の属性に振り分けられるはずでしたが、そのどの属性にもあてはまらないダイバージェント「異端者」である事が判明してしまうのです。

 

一旦は協力者のおかげで、勇敢の属性「ドーントレス」生活していくのですが、能力が目覚めるにつれて、統治されていた世界の歪みと邪悪な組織の存在を知る事になり、遂にトリスは立ちあがるのです。

ダイバージェント 映画 感想

何も知らない少女が、成長して真実に気付くという展開と、巨大な組織に立ち向かうという近未来SF的な要素がまさに『ハンガーゲーム』にそっくりでした。

 

少年少女が闘うというシーンもなんか似ているんですよね。しかも、映画の最後のシーン、列車に乗るところまでそっくりでビックリです。

 

ただそれ以外の展開は、映画『ダイバージェント』オリジナルの展開で、なかなか楽しませてくれます。人の頭の中に入っていくという展開が、今度は『記憶探偵と鍵のかかった少女』や『イグジステンズ』『JM』などを思い出させてくれます。

 

もう、いろんな映画のいいとこどりという感じもしなくはないのですが、見せ方がうまいので、結構熱中出来ます。

 

ただ、途中から何処まで現実世界なの、これはずーと幻想なのはと、ちょっとモヤモヤとした気分になりました。冒頭のしっかりした展開に比べて、後半が何でも最後に詰め込みましたというような、かなり急激な展開だったのが、ちょっと無理があり、とても現実に起こっている事とは思えなかったんですよね。

 

まあ、とにかく楽しませてくれる映画である事は間違いないので、少しでも『ダイバージェント』に興味を持った方は、観る事をお勧めです。

キャスト

 

ベアトリス・“トリス”・プライアー:シャイリーン・ウッドリー

トビアス・“フォー”・イートン:テオ・ジェームズ

ナタリー・プライアー:アシュレイ・ジャッド

エリック:ジェイ・コートニー

トーリ・ウー:マギー・Q

ジェニーン・マシューズ:ケイト・ウィンスレット

海外ドラマ『ニキータ』のマギー・Qがチョイ役で出演していますが、なかなか存在感があります。続編での活躍を期待したいところです。

 

ダイバージェント 映画 その他情報

『ダイバージェント』、日本ではそれほど有名になりませんでしたが、隠れた名作、予想を覆す展開が面白いです。きっと有名な俳優さんが登場していない為、大がかりな宣伝広告もしなかったんでしょうね。

さて、『ダイバージェント』作品の評価は、今後の続編に期待して☆☆☆☆です。

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椎 馬鈴: