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ライアンを探せ! 感想 折角の動物CG映画だったのに・・

ライアンを探せ! CG映画なのに映画館で観なかった作品です。動物が主役のCG映画であり、かつ”24”のジャック役のキーファー・サザーランドが声優を務めているのに、なぜか、”ライアンを探せ!”を観る気にならなかったのです。

 

ライアンを探せ!を観ない方が良いと、感覚的にわかっていたのかも知れません。TVで十分です。と言っても、全部観る迄に2回も途中で寝てしまった!恐るべし作品です。眠れず悩んでいる方にお勧めの映像かも知れません。

 

 

ライアンを探せ! あらすじ

ニューヨークにある動物園の人気者は、勿論百獣の王ライオン親子のサムソンとライアン。父親のサムソンはそれはもう、勇者に相応しい風貌と威厳をもっており、息子のライアンにとって父親サムソンの勇敢な姿が逆にコンプレックスになっているのでした。

 

そんなある日、ライアンは、ワイルドな野生生活で自分も生活をすれば、父親のサムソンのような勇敢になれると勝手に思い込み、動物園の外の世界に飛び出そうとするのです。

 

そんな無謀な行動を、父親サムソンの説得もあり、ライアンの脱走計画は中止になる予定でしたが、なんとライアンが中に入ったコンテナに鍵がかかってしまい、しかもトラック動き出します。夜の街へ消えて行ってしまうのです。

 

以上のようなちょっと無理やりな展開ではじまる、ライアンを探す冒険CGアニメ作品です。サムソンを中心とした動物園の仲間達が、動物園からニューヨーク、そしてジャングルの中へとライアン救出の旅がはじまります。

 

さあ果たして、父親のサムソンは、息子のライアンを無事見つける事が出来るのでしょうか。

 

ライアンを探せ! 感想

息子のライアンを探す、父親の物語?!、あらすじを読んで、何処かで聞いたようなストーリーだと気がついた方は鋭い!! といいますか、誰でもあれっと思いますね。

 

ライアンを探せ!より、もっと前に劇場公開したCG作品、PIXARのファインディング・ニモに似ているではありませんか? しかも動物園の人気者ライオン?がジャングルに?? これは、ドリーム・ワークス・スタジオのマダガスカルにも似ています。

 

なんか、いいとこどりをしたCGアニメです。では肝心のストーリー展開はというと、なんか緩急無いんですよね。おいおい、息子探してるんだろと突っ込みたくなるようなゆるい展開です。

 

CGもチャチイ訳でもないのですが、物凄く美しいというわけでもなく、なんか中途半端な作品です。ターゲットも大人向け、子供向け、どっちなの?と突っ込みどころだけは満載です。

キャスト

サムソン : キーファー・サザーランド

ライアン : グレッグ・サイプス

ベニー : ジム・ベルーシ

CGキャラクターとして、主人公のライオンに加えて、リス、キリン、コアラ、ヘビと、一見関連性のない動物達が登場します。

 

CGキャラクターでコアラです。物凄くかわいいイメージですが、映像を観て、ビックリです。物凄くかわいくないコアラです。

 

コアラをこれだけ、かわいく出来なかったCG映画として、一度は観る価値あるかも知れません。お話は保証しませんが・・・

 

CG技術

製作秘話ですが、途中まで作ったところあまりにも評価が高く、お金も出る事になったので、中途半端に凝りだしたのが、失敗の元になったCG映画作品ではないでしょうか。

 

最初から、B級映画だったのなら、そのままの路線で進めばまだよかったのに・・・確かに当時のCG技術にしては、おう!!というシーンもありますが、・・・・・ただそれだけです。

アメリカって、本当に露骨にぱくるんだたなとビックリした作品です。

 

ライアンを探せ! その他情報

原題:The Wild、ライアンを探せ!は、実は配給はディズニーなんですよね。ディズニーもCG映像、アニメーション映画に苦戦していた次期だったので、こういう作品も製作会社に作らせていたんですね。

 

それにしてもライアンを探せ! こんなCG作品もあるんだと、ちょっと怖いものみたさに興味ある方は、鑑賞して観てはいかがでしょうか。

 

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椎 馬鈴:
こちらの映画も面白いですよ!