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ポーラー・エクスプレス あらすじ 感想 サンタを信じて

『ポーラー・エクスプレス』(原題: The Polar Express)は、2004年にアメリカで上映されたフル3DCGアニメーション作品です。

監督にロバート・ゼメキス、声優にトム・ハンクスを起用しており、製作費も約1億6,500万$です。当時としては、破格の製作費をかけた意欲作、IMAXシアター用にも作られており、3Dシアター普及の先駆け的な映画です。

 

ポーラー・エクスプレス あらすじ

クリスマスに子供にささげる映画です。クリスマスイブの夜、サンタクロースを信じていない、ちょっと大人びた少年の元に、素敵な蒸気機関車が登場します。

蒸気機関車の名前は『ポーラ・エクスプレス』、北極点を目指す列車の中は、明るい少年少女達で溢れかえっていました。

少年を載せた『ポーラ・エクスプレス』は、多くの大陸、河川、大海原を超えて旅を続けます。その道中で巻き起こる様々なファンタジーに、少年の心は、再び、少年らしさを取り戻していくのでした。

ポーラー・エクスプレス 感想

『ポーラ・エクスプレス』もたった数ページしかない原作を大きく膨らませたCG映画です。クリスマスシーズンにピッタリの映画ですが、蒸気機関車好きにもたまらない作品になるのでしょうね。

子供に夢を与える為に、蒸気機関車が到着し、楽しい事をたくさんみせる映像は、まるで『チャリーとチョコレート工場』のような展開です。

サンタクロースを信じる純粋な子供向けの作品なので、大人は美しいポーラ・エクスプレス号にはまるかどうかで、作品に対する評価も違ってくるのではないでしょうか。

因みに私は、ストーリーは、最初から期待していなかったので、美しいCG映像に魅了されました。ただ、あれから10年経っています。今観ても同じ評価を出せるか不安ですし、何より、もうあまり観たいという衝動が起きないです。

 

キャスト

父親:トム・ハンクス

車掌:トム・ハンクス

ホーポー:トム・ハンクス

サンタクロース:トム・ハンクス

ヒーロー・ボーイ : ジョシュ・ハッチャーソン

ヒーロー・ガール:ノーナ・ゲイ

トム・ハンクスが一人で何役もやっており、トム・ハンクスのトム・ハンクスの為にある映画と言っても過言ではないです。

CG技術

『ポーラ・エクスプレス』の映像は、観る者を圧倒させます。蒸気機関車、物凄く素敵です。但し人間のキャラクターを覗いては・・・・

トム・ハンクスが声優を担当しているのですが、そのキャラクターの顔は、もうトム・ハンクス本人そのものです。フェイシャル・キャプチャシステムといわれる技術で顔の筋肉迄、見事に表現したのですが、逆にリアルすぎて気持ち悪いですし、ここまでするなら、人間だけ実写でもよかったような気がします。

あくまでフル3DCGにこだわった理由がわかりません。人の動きもモーションキャプチャで取り入れているようですし、楽しくなる動きではないですね。ディズニーのデフォルメされたアニメーションとは、方向性が違う映画作品です。

それでも、IMAXシアター用に考えて作られた3DCG映像は物凄く立体感があり、色彩豊かで魅了されるまさに、映画館向けの作品です。ただ、残念な事に、家庭のTVで観た場合、ただのアニメ作品になり下がってしまうのでしょうね。

ポーラー・エクスプレス その他情報

原作は、アメリカの児童文学作家のクリス・ヴァン・オールズバーグです。映画『ジュマンジ』の原作者としても有名な方です。

因みに、ポーラ・エクスプレス、日本では、村上春樹が翻訳し、『北極号』という名の絵本になっています。

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椎 馬鈴:
こちらの映画も面白いですよ!