CG映画ガフールの伝説は、人気ファンタジー小説、ガフールの勇者たちが原作です。その為、原作を知らないとはじめのうちは、世界感の理解で取り残されてしまうかも知れませんが、圧倒的な破壊力のあるバトルシーンは一見の価値がある映画作品です。
さらに、ガフールの伝説は、鳥が主役のフル3DCGアニメーション映画作品です。また、鳥は鳥でも、フクロウ達の高度文明社会における世界感が、ザック・スナイダー監督の手により、映画300に劣らぬクォリティの高い作品として仕上がっています。
ガフールの伝説 あらすじ
高度な文明を築き上げたフクロウ達の住む世界、ティト森林王国では、ソーレンとクラッドという2人の少年が、勇者に憧れながらも平和な日常を送っているのでした。
そんなある時、ソーレンとクラッドは、邪悪なフクロウ集団「純血団」の兵士に、無理やり徴兵されてしまったのです。
さて、2人の少年は、「純血団」から逃げる事が出来るのでしょうか?そして、ソーレンが信じる、弱きを助け悪を正す正義の代行者「ガフールの勇者たち」は登場するのでしょうか?
ガフールの伝説 感想
ガフールの伝説は、好き嫌いのはっきりわかれるCGアニメ作品です。PIXAR、ディズニー作品のCGアニメーションを想像していはいけません。おふざけのギャクや、アニメーションの動きで楽しめるという要素は一切ありません、ただただ、鋭くカッコイイのです。
ファンタジー小説が原作なので、ロード・オブ・ザ・リングに世界感は近いのかも知れませんが、冒険アクションが中心です。しかも登場するキャラクターは、全て鳥!!フクロウです。
多くのフクロウ達が登場しますが、はっきり言って、フクロウの種類もわかりませんし、若いのか、歳とっているのかさえ、外観では判断しにくいです。会話の中味でようやく理解できているという感じです。
それでも、フクロウ達ならではの空中アクションシーンは、眼を見張るものがあります。今まで、こんな映像観た事ないぞと、確実に言える作品です。映像中心の映画ですので、CG映画の素晴らしさを堪能したい方にはお勧めの作品ですね。
キャスト
ソーレン(メンフクロウ):ジム・スタージェス
市原隼人
ジルフィー(サボテンフクロウ):エミリー・バークレー
川島海荷
ディガー(アナホリフクロウ):デビッド・ウェナム
宮田幸季
トワイライト(カラフトフクロウ):アンソニー・ラパーリア
茶風林
クラッド(メンフクロウ):ライアン・クワンテン
浪川大輔
ガフールの伝説、壮大なストーリーの為、登場キャラクター多すぎます。もう次から次へとフクロウ達が登場するので、最後の方は、頭の中でいろんなフクロウが入り混じってしまいましたので、キャストもメインキャラにとどめさせていただきます。
CG技術
ガフールのCG技術といったら、物凄くリアルなフクロウ達と、映画300とおなじく、ザック・スナイダー監督の十八番、スローモーション・アニメーションです。
物凄い、スピードで武器を振り回していたと思った瞬間、急に静止したような、数々の演出、緩急ある迫力シーンは、大いに楽しませてくれます。
ただ、フクロウ達だけというのは、どうも最後まで馴染めませんでした。CG技術が如何に優れていても、あまりにもリアルなCGキャラってちょっと、眼が疲れてしまうのかも知れませんね。
ガフールの伝説 その他情報
ガフールの伝説は、3D映画館で、大迫力のスクリーンで観る為に作られた作品と言っても過言は無いです。その為、家のTVでみると、ちょっと見劣りしてしまうかも知れません。
また、家で観る機会があったら、観てみたい作品ではありますが、映画館の時と同じ感動が味わえるかは、ちょっとわかりませんね。
やはり、良い映画は、映画上映中に観るのが一番です!!
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