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くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密 感想


『くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密』(原題:Cloudy with a Chance of Meatballs 2)は、2013年アメリカで上映されたフル3DCGアニメーション作品です。それにしても、日本版のサブタイトル長すぎです。確かにこれで意味は通じますが、もっと映画らしいタイトルに出来なかったのでしょうかね。

フード・アニマル誕生の秘密って、ドラえもんのようなタイトルでちょっと嫌な感じはしていたのですが、やっぱりおふざけ要素満載の映画でした。全米1位になったという実績でも、日本の市場では、ブームになるほどのヒットにはならかなった作品です。


<公式:くもりときどきミートボール2 予告 動画 >

 

くもりときどきミートボール2 あらすじ

食料危機回避の秘策のマシンは、空から食べ物を降らせるという世紀の大発明でしたが、食べ物で建物が破壊されるという、思わぬ悲劇をうんだ為、やむなく壊したのが、『くもりときどきミートボール』前作迄のお話です。

しかし、実はマシン機能していたのです。そんな事も知らず、事件後、発明家のフリントは、憧れていた巨大企業リブコーの最高責任者・チェスターVに勧誘され社員になります。また、食べ物被害にあった町民たちも、「サンフランノゼ」という大きな都市に移住する事になるのですが、それはすべて、巨大企業リブコーの企みだったのです。

町民たちが去った後、食べ物達は動物のように動く事が出来る生命体(フード・アニマル)に進化してしまうのです。巨大企業リブコーの狙いはまさにそこ、フード・アニマル達の捕獲とフリントが発明したマシンの確保だったのです。しかし、人が襲われるという非常事態が発生し、フリントに白羽の矢が立つのです。

果たしてフリントは、フード・アニマル達が生息する島から生きて帰って来れるのでしょうか?前作の仲間達と共に、思いもよらぬ大冒険の幕開けです。

 

くもりときどきミートボール2 感想

『くもりときどきミートボール2』、ストーリー展開の早さとアニメーションの大げさ度合い、カラフルな色彩の世界感は前作以上の豪華さです。

だけど、そこまでです。食べ物が生物になっているという発想は面白い映画ですが、それが全てです。お金かけて作っている豪華な映画ですが、爆笑も感動も感涙もありません。

『くもりときどきミートボール2』、確実に子供向けCGアニメーション作品です。ただ、お話の内容は、それほど子供向けともい思えないのですが、誰が喜んで観るのか知りたいです。ターゲットは、やはりCG作品が好きな方なんでしょうか。

キャスト

フリント・ロックウッド:ビル・ヘイダー
梯篤司

サム・スパークス:アンナ・ファリス
甲斐田裕子

ティム・ロックウッド:ジェームズ・カーン
斎藤志郎

スティーブ:ニール・パトリック・ハリス
庄司将之

CG技術

食べ物が全くおいしそうに見えないし、生物ぽくも見えない、これは明らかにデザインセンスと質感のせいですね。映像全体が安っぽいCG映像に見えてしまいます。

独特のカラフルな世界感を評価する方もいるのかもしれませんが、ただうるさい色遣いと、動物と食べ物を合わせて作ったキャラクターがかわいくない事、かわいくない事、これでホントによかったのと疑問符です。

ただ、さすが『オープン・シーズン』『サーフズ・アップ』のソニー・ピクチャーズ アニメーション製作作品です。水のリアルで滑らかで光沢感のある映像は素晴らしいのです。

なんで、毎回水、液体映像だけこんなにも違うのでしょうか。本当にきれいで、PIXAR作品にも負けていません。お話に飽きてしまったので、後半CG技術をよく観察していたのですが、観客に他の事を考えさせるだけで、『くもりときどきミートボール2』あまりよろしくない作品ですね。

くもりときどきミートボール2 その他情報

エンディングロールの映像は、アメリカンな感じで結構好きになりそうです。アートを感じる2Dデザインが見事です。
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椎 馬鈴:
こちらの映画も面白いですよ!