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チキン・リトル 映画 感想 キャラクターが微妙だが歌はよい!!


チキン・リトルは、2005年のアメリカで上映されたフル3DCGアニメーション作品です。ディズニー低迷の時期に作られた作品です。その前年にMr.インクレディブルがPIXARから発表されているのですが、そのあまりにクオリティの差に、ディズニー作品は終わったとも言われた作品です。


<公式:チキンリトル 予告動画>

 

チキン・リトル あらすじ

チキン・リトルって、直訳すると意気地なし、弱虫野郎の事です。勿論、そのタイトルどおり、偉大なる父の影におびえると迄はいかないが、心の弱い少年(ニワトリの子供、いわゆるヒヨコ)が主人公の物語です。

アメリカ映画ではお馴染みの、信じれば誰でもヒーローになれるという設定がいきています。そんな心だけは純粋な仲間達もいけていないキャラクターばかり、醜いあひるの子アビー、怖がりの豚ラント、そしてなぜか地上なのに魚のフィッシュです。

そんなある日、チキン・リトルが空飛ぶ物体を発見したのですが、誰にも信じてもらえません。唯一味方だと思っていた偉大なる父も信じてくれないのです。

そうこうしている間に、友達のフィッシュがUFOに連れてかれてしまいます。果たしてチキン・リトルは仲間を助ける事が出来るのでしょうか? そして父親に認められる男の子になれるのでしょうか。

チキン・リトル 感想

子供の成長を描く作品です。父親に認めてもらいたいという設定は、ヒックとドラゴンに似ているかもしれませんが、チキン・リトルの方がちょっと痛々しい作品かもしれません。

何せ、キャラクターがいけてない、かわいくもなく、カッコよくもなく、微妙という感じ、ゆるキャラにも程遠い存在ではないでしょうか。

そんなキャラクター達が繰り広げる冒険アクションですが、CG作品にする意味あったのかなという内容です。当時はまだCGが斬新という事でそれだけでもてはやされていましたが、これは無いでしょう・・・と期待度が高かっただけに、興ざめた映画です。

まあ、大人が楽しめないイコール子供はきっと好きですよ。多くの動物達が登場するので、もしかしたらお気に入りのキャラクターが見つかるかもしれませんね。

キャスト

チキン・リトル:ザック・ブラフ
山本圭子

バック・クラック:ゲイリー・マーシャル
中村雅俊

アビー:ジョーン・キューザック
小島幸子

ラント:スティーヴ・ザーン
朝倉栄介

ウォーレンズワース先生:パトリック・スチュワート

ターキー・ラーキー市長:ドン・ノッツ
野沢那智

 

CG技術

犬やトラなど、多彩な動物CGキャラクターが登場するのですが、皆人間のような服を着ていて、動物という個性がありません。ただ、手足、顔だけ動物っぽくなっているのです。

その動物達が繰り出す、バタバタコメディ、人間のCGキャラクターを作るのは技術力がありませんから、動物にしましたと思われても仕方ありません。

いやいや、こういう時代もあったという事ですね。DVD作品なら、十分満足ですが、映画とするなら、もう一工夫の見せ場が欲しかったです。

 

チキン・リトル その他情報

印象が残っているシーンがあるとすれば、それは醜いあひるの子アビーが歌っているノリノリの音楽、Spice Girlsの「Wannabe」ぐらいでしょうか。

どうでもいい展開でそんな素敵な音楽使わないで、本筋に力を入れて欲しいと、更に思ってしまうのでした。

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椎 馬鈴:
こちらの映画も面白いですよ!