マレフィセント (ディズニーアニメ小説版)
ディズニー映画 マレフィセントの少しだけネタバレのあらすじ感想をお届けします。マレフィセントは、誰もが知っているディズニー作品、眠れる森の美女に登場する魔女であり、ディズニーシーのアトラクション、ファンタズミックにおいても悪の総帥的な役割で登場しています。

 

そんなマレフィセントが主人公の映画とあっては、興味が沸かないわけがありません。眠れる森の美女においては、オーロラ姫の誕生日に招待されなかっただけという理由で、オーロラ姫に眠りの魔法をかけたという、悪の魔女のマレフィセントです。

 

果たして、マレフィセント側からみた真実のストーリーとは?どういった内容になっているのでしょうか。そしてウォルト・ディズニー創立90周年記念作品としてマレフィセントが選ばれた意味は?何だったのでしょうか。

今回、マレフィセントの映画をみて、全てが分かった気がします。最近のディズニー映画は、おとぎの国の物語ではなく、現代的要素も取り入れて、共感しやすく、決して夢物語でもなく、面白くなっておりますが、マレフィセントも最高です。

 

字幕上映の映画館で、その素晴らしさを堪能しましたが、1つだけ後悔しているのは、3D字幕で上映している映画館で観なかった事だけです。ホントあっという間の90分、息をつく暇もないぐらいの素晴らしい世界感のファンタジー作品です。それでは、まずあらすじのご紹介です。

 

マレフィセント 映画 あらすじ

とある世界のお話です。その世界では2つの王国が対立しているという構図で物語がスタートします。1つは人間の王が統治する人間の王国、もうひとつは、王という統治国家でなく妖精達を中心として、人間からみると異形にみえる生物達が仲良く生活する世界です。

 

もうお分かりだと思いますが、妖精達の住む世界にいるのが、マレフィセントです。自然と調和を愛し、誰からも好かれてまさに善の象徴、美しいマレフィセント、水上を滑空する姿はまさに妖精です。

 

そんなマレフィセントの人生を狂わせたのは、 1人の人間の若者との出会いからです。しかし、その友情、愛情は、人間の持つ欲望によって見事に裏切られてしまいます。しかも、マレフィセントの力の象徴ともいえる、妖精の翼も奪われてしまうのです。

 

これ以上のあらすじは、ネタバレになりますので、詳細は控えさせていただきますが、これ以降のストーリーが我々が知る、眠れる森の美女のストーリーのはじまりであって、新解釈でもある眠れる森のスタートなのです。

 

16歳の日没までに糸車に指を刺されて死ぬという呪いの魔法をかけた理由も、今回の映画で明らかにされます。予告でも、その部分が最大の謎であり、禁断の秘密という事で、最大の売りになっていますが、その後のストーリーも素敵です。むしろ、眠りの森の美女を知っているからこそ、エンディングを迎える迄がハラハラドキドキしてしまう事は間違いないです。

さて、それでは、マレフィセントの感想です。

 

マレフィセント 映画 感想

マレフィセント(maleficent)の英語の意味は、有害、悪事を行うと解釈されていますが、映画の中のマレフィセント、揺れ動く心の葛藤が見事に映像として、表現されています。

 

嫉妬や妬みなどで、心の中に一時的な悪は存在するのかも知れませんが、マレフィセントの映画を観た方は、ほとんどの方がマレフィセントに共感するのではないでしょうか。

 

原作の眠れる森の美女のストーリーに忠実でいながらにして、ここまで深い作品に仕上がったマレフィセント、女優アンジェリーナ・ジョリーの存在感は勿論のこと、細部迄こだわった世界感は秀逸で、完成度が非常に高い作品です。

 

映画を観ながら、感の良い方は、途中で、眠れる森の美女の魔法を説くのは誰なのかもわかってしまうかも知れませんが、そういったわかりやすさも演出のうちですから、我々も知らず知らずにマレフィセントの世界観に魅了されているようです。

 

それにしても、海外ディズニードラマ、ワンス・アポンア・タイムの白雪姫が、初めてあった人にいきなり恋はするはずがないという設定にはじまり、アナと雪の女王でも、真実の愛の相手は王子様ではなかったという結論への持っていきかた、今までのディズニー作品を敢えて否定しているような、現代的なストーリーに共感を覚えます。

 

今まで、その展開は無理があるでしょうと思っていても、夢の国のお話だから仕方が無いかと思っていた部分を、きちんと丁寧に説得力のあるストーリーに変化させているディズニーの真骨頂がマレフィセントでも表現されています。

 

眠れる森の美女で、魔法をかけたのが、誕生パーティに招待されなかっただけなんて、なんて単純な理由だと思っていた方は大勢いたはずです。そんなモヤモヤをスッキリもさせて頂き、大満足です。

 

映画のプロセスもエンディングも非常に納得いく、マレフィセントですが、あえて一番不幸なのは誰かというと、ちょっとしか登場しませんが、オーロラ姫の産みのお母さま、いわゆるお妃様でしょうね。
せめてもの救いは、何も知らずにお亡くなりになった事ぐらいでしょう。

 

キャスト

アンジェリーナ・ジョリー:マレフィセント

エル・ファニング:オーロラ姫

サム・ライリー:ディアヴァル

シャルト・コプリー:ステファン

ビビアン・ジョリー:幼少期のオーロラ姫

ビビアン・ジョリーは、アンジェリーナ・ジョリーの娘です。映画を観れば理由が分かると思いますが、アンジェリーナ・ジョリーの姿が怖くて、最初に決まっていた子役の子が、セリフを言えなくて、起用されたようです。そのシーンも忘れられないぐらい感動する場面です。

 

CG技術

マレフィセント、予告映像では、アンジェリーナ・ジョリーの妖艶なる姿ばかりが目立っていますが、美しい背景映像や、ロード・オブ・ザ・リング以上のファンタジーあふれる様々なキャラクターの描写は素晴らしいです。

 

まず冒頭部分の妖精達のシーンに引き込まれてしまいます。次に人間達との戦闘アクション、ふんだんに使われているVFX,CG映像に見ごたえがあります。違和感などほとんど感じることがありません。

 

数々の映画でドラゴンも観てきていますが、遂にここまできたかとドラゴンも大迫力で、女性だけでなく、男性も楽しめる作品になっています。そういった部分で、CGの貢献度がかなり高い作品でもありますね。

 

ここまで、映像がきれいであったのなら、3D上映している映画館で観ればよかったと後悔したほどです。これからご覧になる方は、たった400円の差ですから、ぜひ映画館でしか味わえない、3D映像を堪能してみてはいかがでしょうか。

 

マレフィセント その他情報

子供の頃から、ずっと あなたの影を感じていた・・・
このセリフの意味が分かった時、マレフィセントの禁断の秘密が全てわかります。

 

なんか久々にいい映画を観た気がします。感動する作品には何度も出会っていますが、ここまですがすがしくなれる作品になるとは、マレフィセント、正直ビックリです。さすがウォルト・ディズニー創立90周年記念作品です。新時代のディズニー作品の快進撃はまだまだ続くと予感させられる映画です。