ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊 [DVD]
『ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊』(原題: Happy Feet Two)は2011年にアメリカで上映されたフル3DCGアニメーション作品です。

製作はのオーストラリアのアニマル・ロジックというCG制作会社が再びおこなっています。

タイトル通り、2006年に制作された『ハッピー フィート』の続編です。主役の座をマンブルからその息子、エリックに譲り渡した作品ですが、2匹目のドジョウを自分たちでおこなった割には、コンセプトが曖昧で、『ハッピー フィート』程の衝撃はありません。

 

ハッピー フィート2 あらすじ

音痴であったが、天才的なタップダンスにおいて、ペンギン王国の窮地を救ったマンブルの今度の悩みは、自分の息子、エリックがダンス嫌いであった事です。

そんなある日、些細な事から、息子エリックは、マンブルの元から飛び出してしまいます。

エリックは、初めて親元を離れてから目にする事、新たな世界を知る事によって、父親マンブルの偉大さに気が付いていくのですが、そんな時、今度は、氷山が倒壊がはじまり、またもやペンギン王国に危機が訪れるのです。

ペンギン王国の外にいたエリック達は、父親と同じように仲間達を救う事が出来るのでしょうか?。

 

ハッピー フィート2  感想

『ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊』、日本語タイトルでまず萎えました。ジョージ・ミラー監督作品なので、続編も密かに期待していたのですが、映画『マッドマックス』のようにはいかなかったようです。

因みに、『マッドマックス』は、知る人ぞ知る、『北斗の拳』に多大なる影響を与えた映画シリーズで、『マッドマックス/サンダードーム』は、実写版北斗の拳とタイトルつけてもわからないぐらい、世界感そっくりです。

その『マッドマックス』、27年ぶりに続編『マッドマックス/フューリーロード』が作られており、日本では、2015年に映画館で上映予定です。

さて、話はそれましたが、上記のように続編でも成功しており、かつ硬派な映画から、『ベイブ』のような、家族向け作品でも、実績があるジョージ・ミラー監督作品なので、『ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊』も間違いはないはずだと勝手に決めつけていたのです。

タイトルが少し変なのは、日本の配給会社が命名しただけであり、誰もが楽しめる良質なCG映画になっているはずでした。しかし、その内容は、あまりにも子供じみていて、『ハッピーフィート』からかなりかけ離れた作品になってしまっていると感じました。

音楽と映像というコラボレーションは、今回も健在で、1シーン、1シーンは見事ですが、映画としてつなぎ合わせると、無理のあるミュージカル映画のような仕上がりで、ストーリーに関連があるのかなと疑問符です。

特に、今回目玉であるはずの、ブラッド・ピット、マッド・デイモンが演じているオキアミのウィルとビル、何の為の登場なの?という感想です。

『アイス・エイジ』のスクラット(かわいいリスのような動物)のような感じで登場させているので、キャラクターとして確立させたかったのかも知れませんが、余計に興ざめです。

全体としての構成も、先が読める展開で、美しい映像と素晴らしい音楽、豪華な俳優陣の割には、残念な結果になってしまった作品になるのではないでしょうか。

ハッピー フィート2 キャスト

マンブル:イライジャ・ウッド
劇団ひとり

ラモン / ラブレイス:ロビン・ウィリアムズ
山寺宏一

スヴェン:ハンク・アザリア
山路和弘

グローリア:アレシア・ムーア(ピンク)
クリスタルケイ

ウィル:ブラッド・ピット
設楽統

ビル:マット・デイモン
日村勇紀

エリック:エイヴァ・エイカーズ
鈴木福

長老ノア:ヒューゴ・ウィーヴィング
水野龍司

どうですか、この豪華な顔触れ、イライジャ・ウッド、ロビン・ウィリアムズは前作に引き続いての登場ですが、その他にも、ブラッド・ピット、マット・ディモン、そして、映画『マトリックス』シリーズのヒューゴ・ウィーヴィングです。

この個性をうまくまとめたCG映画作品になっていれば、PIXARを超えられたかもしれないのに、残念です。

ハッピー フィート2 CG技術

アメリカCG映画にしては、珍しく日本人受けするような、かわいいペンギンの子供達のキャラクターが満載です。

また、オキアミが登場する各シーン、この部分だけ、別映画?と勘違いするぐらい、透明感のある映像です。オキアミも実写?と思うぐらいリアルすぎて、ちょっと逆に気持ち悪いかも知れません。

何事もバランスですね。そう教えてくれた、素晴らしいCG技術が詰まった映画作品ではないでしょうか。