宮崎吾朗監督作品、『山賊の娘ローニャ』、第4話の感想です。キャラクターフルCGアニメーションであるという事と、一部背景もCGで作られているようなので注目している作品です。
4話迄放送していますが、いまいち面白さが伝わってこないのが、正直な感想です。正統派日本のアニメーション作品と呼べるに相応しいクオリティだとは思うのですが、絵がきれいすぎるんですよね。
変な小手先のテクニックを使わなくてもアニメーションを表現できるというアニメーションのクオリティの高さが逆に一般視聴者に受け入れられない、退屈な演出になっている気がします。
今回も、ローニャや野山を駆け巡るシーンが中心です。崖を登るアニメーション、湖の中を泳ぐアニメーション、観る人が観たら凄い!!と感動するのかも知れませんが、ターゲットは子供?ですよね。
果たして、作品(アニメーション)の良さが何処まで伝わるのでしょうか。一緒に観ていた連れは、心地よい眠りに包まれていました。
最近、『テラ・フォーマーズ』というアニメ作品も鑑賞しているのですが、ところどころに使っているCG技術が効果的です。例えば、湖を除きこもうとするシーンがあるですが、背景の動きがまさにCGで作られていて、奥行き感抜群でした。
『山賊の娘ローニャ』、折角CG技術を駆使している作品です。もっとCGを効果的に使った演出を期待してしまいます。