カンフー・パンダ2は、そのタイトル通り人気カンフーするパンダの面白可笑しいCG映画の続編です。監督は変更になりましたが、登場キャストはほぼそのまま、カンフー・パンダの面白さがそのまま楽しめる世界感になっています。
カンフー・パンダ2 あらすじ
カンフー・パンダの主人公であり、前作で見事に龍の戦士になったポーの次の敵は? カンフー映画ですから、敵が出てくるのは当たり前ですが、今度の敵はクジャクのシェン大老。
またまた、現実世界で強そうでない動物をあえて強敵に仕上げるところが、ドリーム・ワークス・アニメーションの企画力の強さですね。
今回は、ポー誕生、出生の秘密が明らかにされるエピーソードとなっています。簡単なあらすじをご紹介しますと、シェン大老に勝つために新たな技をマスターしようと試みているポーの元にオオカミの盗賊があらわれます。
龍の戦士となったポーと仲間のマスターファイブの活躍で、盗賊のオオカミを次々と倒していくのですが、オオカミ盗賊団のリーダー、ウルフ隊長と対峙した時、悲しい過去の記憶を寄り戻してしまったのです。
勿論、その場でウルフ隊長には逃げられてしまうのですが、何より、ポーに精気がありません。はたしてポーは、また元気で大食漢満載の本来のポーに戻る事が出来るのでしょうか。
カンフー・パンダ2 感想
キャラクター良し、ストーリー良し、CG美術良しの3拍子が整った作品です。これで、もう少しだけ中味が重厚でお馴染みちょうだい映画でしたら、歴史に名を残す作品になったかもしれません。
まあ、パンダーのポー役をジャック・ブラックが演じている限り、そんな事は永遠に訪れない事はわかっているのですが、本当に楽しい映画です。
何もかも忘れて、スカッと映画に集中出来る作品です。また、映画館の大迫力あるシーンで観ると、本当にCGがきれいで美しいんですよね。クジャクのシェン大老も豪華で美しい、思わず見惚れてしまいますよ。
キャスト
マスター・ポー:ジャック・ブラック
山口達也
シーフー老師:ダスティン・ホフマン
笹野高史
マスター・タイガー:アンジェリーナ・ジョリー
木村佳乃
マスター・モンキー:ジャッキー・チェン
石丸博也
マスター・ヘビ:ルーシー・リュー
MEGUMI
マスター・カマキリ:セス・ローゲン
桐本琢也
マスター・ツル:デヴィッド・クロス
真殿光昭
シェン大老 ゲイリー・オールドマン
藤原啓治
注目すべきは、シェン大老のゲイリー・オールドマンですね。悪役の第一人者と言ってもいいかも知れませんね。ドラキュラやニキータなど、数多くの作品で演じた悪役は主役を喰う存在感です。今回、声だけですが、それでも十分な迫力です。
CG技術
カンフーのスピードもカメラワークもパワーアップして帰ってきました。また、これが最近のCGの流行りなのでしょうか? 動物キャラクターの毛の表現がより細かくなっています。
また、やはり世界感にマッチした映像が美しいです。CGとは程遠いような墨絵の表現と立体感あふれる3DCGの融合は、技術の高さを物語っています。
CGの映像観るだけでも、カンフー・パンダ2映画館で観る価値ありです。特にキャラクターの動きそのものは、ベテランのディズニーアニメーターが担当したのではないかと思われるような、なめらかな動きにうっとりです。
カンフー・パンダ2 その他情報
カンフー・パンダ2、配給会社、日本ではヒットしないと思ったのでしょうか? 映画館での上映期間中、3D映画で字幕版を上映していた劇場、東京で1箇所か2箇所だった記憶が残っています。
その映画館の1つ、新宿ピカデリーで観たのですが、料金が滅茶苦茶高かったです。前売り券を持っていたのですが、結局前売り料金が適用されず、1人2000円以上払いました。
カンフー・パンダ2 物凄く観たかった映画でしたし、いい作品でもあったので、まあいいのですが、それにしても、映画料金の高さと、3D字幕で上映している映画館の少なさには残念です。
カンフー・パンダ3上映の際には、多くの映画館で3Dの字幕版、普及していてもらいたいものです。
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