ビー・ムービー スペシャル・エディション [DVD]
ビー・ムービーは、ハチが主人公のハチ社会を描いたCGアニメーション作品です。製作はお馴染みのドリーム・ワークスアニメーションで、2007年にアメリカで上映され、PIXARのレミーのおいしいレストランに対抗して発表したCG映画作品です。

 

日本人にはちょっと受け入れられないような、あまりにも人間に近い顔のCGキャラクターなので、ヒットしないだろうと予想していましたが、その通りの結果になっています。しかし、世界的には、きちんと製作費を回収出来る興行成績をあげています。流石、世界配給の映画は違いますね。

 

ハチのCG映画 ビー・ムービー あらすじ

新米の働き蜂バリーの視点から始まるハチ社会のCGアニメーションです。ハチ社会の働き方に疑問を持ったバリーは、好奇心旺盛で怖いもの知らずなのです。

 

一生ずっと同じ仕事をする事に対して、どうも賛成する事が出来ないバリーは、ある時ハチの巣の外へと冒険に出てしまうのです。そこで知り合った優しい花屋の人間ヴァネッサと友達になり、人間社会に興味を持ち始めるのですが、そんなある時、スーパーマケットに蜂蜜(ハチミツ)がある事にビックリしてしまいます。

 

なぜ、ハチ達が作った蜂蜜が人間達の手にあるのか?その秘密を知る為にバリーは、蜂蜜工場に忍び込む事を決めるのですが、その行動が人間社会と自然社会を巻き込む大騒動に発展していくのです。

 

果てして、はちみつの秘密とは、ハチの役割とは、全てが明らかになった時、自然の神秘さを再認識出来るのではないでしょうか。

ハチのCG映画 ビー・ムービー 感想

ビー・ムービーもドリーム・ワークスアニメーション作品ですが、アリの映画、アンツに続いて、CGアニメーション映画に、ここまでのテーマを持ってくるのなら、もう少し、脚本を工夫して欲しいと思ってしまいます。

 

いいテーマ、いい作品ですよ。ハチの大事な役割をわかりやすく教えてくれる動画です。小学校の教材用映画としてはピッタリかもしれません。ただ、大人の視線で観ると、まあ一度観れば十分なCGアニメーション作品です。

 

何より、受け付けなかったのは、人間とハチが話すという世界感です。確かに、レミーとおいしいレストランにおいても、ネズミと人間がコミュニケーションをとるのですが、言葉が通じない分、アニメーションで魅せてくれています。そこを安易に会話させてしまったのは、駄目でしょう。

 

すんなりと受け入れられたレミーとおいしいレストランに比べて、ビー・ムービーはハチがあまりにも賢すぎる設定なのが、まず鼻に尽きます。おふざけ要素が満載の子供騙し的なギミックも登場するのも好きになれません。そして何よりハチの顔、バリーのキャラクターがかわいくないのです。

 

ハチがセーターのような服を着て、靴を履いている。そして今度は、バグズ・ライフを真似したのか、手と足がある人間のようなキャラクターになっています。アンツの時の6本足はどうしたのでしょうか。リアルに徹するのが、ドリーム・ワークスアニメーションのCGキャラクターだったのでは、ないでしょうか。色々な意味で残念な作品です。

 

ただ、大人が観ても面白くないという事は、逆もしかり、きっと小さな子供達は、夢中になれるCG作品かも知れませんね。

キャスト

バリー・B・ベンソン:ジェリー・サインフェルド
宮川一朗太

ヴァネッサ・ブルーム:レネー・ゼルウィガー
日野由利加

アダム・フレイマン:マシュー・ブロデリック
小松史法

レイトン・T・モンゴメリー:ジョン・グッドマン
浦山迅

シカッチ:クリス・ロック
佐藤せつじ

ケン:パトリック・ウォーバートン
乃村健次

トルーディ:ミーガン・ムラリー
前田ゆきえ

ジャネト・ベンソン:キャシー・ベイツ
滝沢ロコ

マーチン・ベンソン:バリー・レヴィンソン
稲葉実

ヴァネッサがなんとなく、レネー・ゼルウィガー
に似ているのは、もうドリーム・ワークスアニメーション作品では当たり前の事なので、もう驚く事もありませんね。

CG技術

CG技術のどこを評価すればいいのか、正直困ります。悪くもないのですが、心を奪われるような映像もありません。

 

ハチを主人公にしたCG映画作品としては、おそらく唯一の作品なので、ハチの動画アニメーションの動きを参考にしたい方には、いいのかもしれませんが、擬人化されているので、何処まで参考になるのかは、ちょっと疑問ですね。

 

ただ、エンドロール直前の映像、ハチの2D風アニメーションは、カラフルで色彩も統一されておいて、結構好きな部類に入ります。このアニメーションをより昇華させたのが、次回作カンフー・パンダのCG技術に活きているのでしょうね。

ハチのCG映画 ビー・ムービー その他情報

働く事とは何なのか? 就職活動をテーマにした映画作品として、若い世代に人気があった『リアリティ・バイツ』が有名ですが、ビー・ムービーもいわゆる働く事の意義について、悩む若者を描いた作品です。

 

就職活動に悩んでいる学生さんは、観てみると元気が出る作品かも知れません。因みに2007年、第65回ゴールデングローブ賞アニメーション映画賞にノミネートされているので、それなりのCG作品として評価もされているようです。勿論、この年ゴールデングローブ賞を受賞しているのは、レミーとおいしいレストランなんですけどね。